カバー画像
越智康貴 越智康貴
越智康貴

花と夢 vol.6

越智 康貴

花と夢 vol.6

越智 康貴

このBRUTUS CREATORS HIVEでは、ご応募いただいたアンケートを独自に解釈したものを、写真と文章に展開した作品を制作しようと思っています(詳しくは 花と夢 vol.1 にて!)。募集開始は3月を予定しています。


 たくさん更新しているつもりなのに、まだ6回目!? となって泡を吹きました。
 雑記です。

 やってみたいことがあります。『糸をつくること』です。比喩じゃなくて、本当にただの糸。1mくらいでもよくて、植物の繊維を手指で績んでつくってみたい。そして、できれば植物を使って、染めてみたい。さらにできれば、その1本の糸を、短く編んでブレスレットにしたい。
 それは何のため? と訊かれても、ハッキリと応えられないけれど、原始的に手を動かして、物のかたちを変えることがしてみたいなぁ、と思っています。身近な物のモトを、自分の手で。


⁡ たくさんの物に囲まれるのも素敵だけれど、いま、限られた物に熱心に愛情を注ぎたいという気持ちがとても強いです。遠いところじゃなくて、本当に小さく、小さく小さく自分の手元を見つめていたい、というような。きっと漫然と愛想を振りまいているような状態が、虚しくなってしまったのですね(あくまでも物に……、ですが!)。
 それと関係しているのかは分かりませんが、服装も、色柄の強いものではなく、言ってしまえば地味路線。目立たないものを着ているのが、心地良くなりました。元々ひと匙ほどしかない自信を失くしているのでしょうか(さっきから大丈夫か? という文章に)。


⁡ かなりの頻度で、Levi’sの501を履いています。最初は正直「あんまり似合わないかも」と思いました。けれどすぐに、こういうユニフォームみたいなものは自身を服の方に寄せていけばいいんだな、と思い直しました。何度も履いて、洗いをかけて、また何度も履いて。体に(が)馴染んできたところで、今日は裾上げを頼もうと、原宿のリーバイスストアへ出かけました。たった数センチの裾上げだったけれど「これこれ!」と、今まで以上にすっかり自分の物になった気持ちがして、嬉しかった。ただのデニムパンツだけれど、擦り切れるくらい着倒したい特別な一着です。あまりスタイリッシュに見えないところが気に入っています。


⁡ 花屋のスタッフと話をしていて、偉そうに繰り返します。デザイナーズ好きで、髪の毛を青とか赤とか金とか銀とかにしてくる人たちに。
「見た目派手なのに、つくってるものがつまんないのって、滑稽すぎない?」と——嫌なやつですよね。同時にチンドン屋みたいな格好をしている自分にも特大ブーメラン。
 一見すると真面目な装いで、それでいて制作ではとんでもないことをやってのける人に、つい憧れてしまいます(実際には、やっぱり滅茶苦茶なものづくりをしている人は、なかなかな装いだったりするのですが……。派手とか地味とかの問題じゃなく)。

 本当に雑記になってしまいました。 

血管すごい


⁡お読みいただきありがとうございます。
少しずつ更新していきます。

越智

シェア twitter/ facebook/ リンクをコピー