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越智康貴 越智康貴
越智康貴

花と夢 vol.22

越智 康貴

花と夢 vol.22

越智 康貴

この記事は
・太陽天秤座の社会
・自虐は古びたコンテンツ?
の2本立てでお送りします


 太陽天秤座の社会

 太陽が天秤座の領域へ移動しました。
 太陽は自ら発する光を、天秤座は社交性や調和的な態度を象徴しています。
 9/23頃から、少し気分が変わったな、と感じた方も少なくないかと思います。
 他人を批判的に捉えたり、また、他人をケアすることに時間を割かざるを得なかった方は、少し肩の荷を下ろせるタイミングだと思います。

 コミュニケーションを司る水星は洞察的な乙女座に、よろこびを表す金星は自己表現の獅子座に、エネルギーをもたらす火星は天秤座、物事を発展させる木星は実感を大切にする木星に滞在しています。自分を秩序たらしめる土星は、すべての境界を溶かしてしまう魚座に。
 それから、革命をもたらす天王星は牡牛座に、自己犠牲を誘う海王星は魚座で力を発揮していて、強烈なスクラップ&ビルドを引き起こす冥王星は、経済にまなざしを送る山羊座に滞在しています。
 こういったものは自身を感受点として、追い風として方向づけをすることに使えます。

 木星以降の惑星は、年末まで、地球から見て逆走しているような状態にある為、それぞれの分野で"再確認"が促される時期が続いています。
 人を分析し過ぎてしまう傾向が出ていたら、意識的に気をつけた方が安心です。

 現在の星の配置を見ると、社会のムードが見えてきます。もちろん、個人の出生図に対する関係性が大切なので、大雑把な取手をつかんでいるくらいのものです。
 果てしなく遠い未来まで、星の配置を出すことができるので、製作中の『花と夢』は、それを個人に合わせて使った未来日記となります。
 まもなく折り返しというところです。途方に暮れそうなほど遅れていますが進んでいます(ごめんなさい)。
 アンケートを応募してくださった方々、一人々々の出生図を見ていると、それこそ様々な生き方が浮かんできて、勉強不足な部分もあり、もっと深く知りたいなと思うところを調べながら。

Harmony

自虐は古びたコンテンツ?

 最近、よく思うことがあります。それは「自虐そのものが古びた」ということです。
 個人的に、根底に自虐精神というか、自分を低く低く見せようと努力することで、目に見えない攻撃から身を守る、というような感覚が昔からありました。
 それが最近になって、ふと、必要のないものになった気がするのです。通用しなくなった、ということかもしれません。

 仕事をしていると、軽く賞賛されるタイミングも多くて、今までは「おかげさまで……」とか「まだまだで……」と返していたのですが、最近では「才能だけでやってきました〜!」と、やや冗談混じりですが謙遜せずに返すように努めてみています。
 不思議と、褒めた側の方々も嬉しそうというか、苦笑いしつつも褒めた甲斐があったな、という顔をしてくれることが多いです(盛大な勘違いかもしれませんが)。

 もちろん、自分自身を現実以上に良いものとして打ち出す必要はあまり感じないのですが、その逆で、現実以上に程度の低いものとして打ち出す必要もないんだな、と思いつつ、これは自分自身の話というよりは、社会に対してそういった風が吹いているのではないかな、と思ったのでした(盛大な勘違いかもしれませんが)。
 クリティカルに面白い自虐というものも、存在しているのは確かなのですが、みんなで低く低く見せる合戦みたいなことを繰り広げ(逆に、ドヤ顔してる人に腹を立てつつ)、どんどん水が下へ下へ流れていっている感じが変だな、と思うタイミングが増えました。

 同時に、自己肯定感という言葉も苦手で、肯定も否定もせず、そもそも言語化して価値付けしなくていいよ、という状態を保てたらいいな、と思っています。
 なんの話? という感じですが……。胸を張る、までいかなくても、猫背に猫背に、と小さくなる必要もないよね、と誰かと共感したかった、です。


お読みいただきありがとうございます。
少しずつ更新します。

越智

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