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越智康貴 越智康貴
越智康貴

花と夢 vol.21

越智 康貴

花と夢 vol.21

越智 康貴


この記事は

・日記とも言えない雑記

・うらないでおもてなし『お悩み相談室』vol.2

の2本立てでお送りします!


日記とも言えない雑記

 今回、書く前から、すごく微妙な内容になる予感で、あまり読み返すことをせずに配信してしまおうと思っています。


「長持ちする花は?」と、よく訊かれます。季節によりますが、ユリやキクを勧めます。けれど本当は”気に掛けられる好きな花”が正解の答えなんじゃないかな、と思っています。
 繊細さと長持ちさは必ずしも反比例するものではなくて、愛しく思えて適切なケアができるなら、それが長持ちにつながっているからです。恋に似ています。

 上記に近い質問で「日々、花を愉しむにはどんな花を選べば?」と訊かれます。その度に、素敵な花瓶を一つ用意すること、と思ってしまいます。
 
 どちらの回答にも共通しているのは、仕組みの方を変えてしまうことに興味がある、ということです。恋に似ています。

 かつてテレビのお笑い番組の小コーナーで流れていた「生きてるってなんだろう? 生きてるってなぁに?」と繰り返す曲が頭から離れません。
 この曲のあと、どういう展開だったのかは全く覚えておらず、この疑問の部分だけが、何度も繰り返し流れます。ツラい。
 生きてるってなんだろう……。なんでしょう。
 最近は「どうして体を持って生まれてくるんだろう?」ということを、よく考えています。
 魂の目的みたいなものがあったとして(いきなり魂とか書いちゃった)、どうして肉体が必要なんだろう、という……。
 個人的なレベルでの話ですが、さまざまな苦しみの多くが、あまりにも肉体と紐づいていて、肉体に対して”どうして坊や”にならざるを得ない状態です。と書きながらも、実際には五感を愉しみすぎているタイミングもあるのですが……。恋に似ています。

 少し占い的なことを書くと、心身のエネルギーを司る領域に力が入っていて、また、物事が新しく始まるタイミングでもあったので、体調を崩されている方が多いんじゃないかな(この一ヶ月くらい特に)、と思っています。激しく、ではなくても、なんとなく喉が……、とか。人を気遣うあまり、自分のことが疎かになっている場合は、かなり注意が必要だと思います。普段、断言することを避けているのですが、ハッキリ言うと、今回は、無理をしてでも体を休ませた方が良いと思います。
 隣の誰かがしている咳は、自分がしていたはずの咳だった、とよく思っています。

 あくまでも例なのですが、恋人と不調和になりはじめて、どうにかもういちど振り向かせようと、あの手この手を考えて、やってみるとします。すると、あら不思議。どんどん気持ちが離れていくんですね(喩えです)。
 なぜか、何かした方が改善につながる、と無意識的に思ってしまうのですが、実際には、何もしないことが一番の解決策、という場合もあるなぁ、とよく思います。恋に似ています(もういい?)。


うらないでおもてなし『お悩み相談室』vol.2

(ご相談はこちらからご投稿を!)

アンケートの回答も目下製作中



ご相談者:芍薬のような人になりたいさん


タイトル:「斧じゃなくて結婚?」



———相談内容———

私には、知り合い期間5年の元恋人兼友人がいます。彼と私は昨年より居住地が東京と大分になり、それ以来毎日LINEで会話し、3ヶ月に一度会っています。彼はそれ以上の関係を求める私が嫌だといいましたが、それでも会話を続行してくるので最近、もうLINEでの会話はこれっきりにしようと私から切り出し、彼は『そっか、わかった。』といい会話は終わりました。正直これでよかったのか、モヤモヤしてます。でも、将来子供が欲しいから結婚はそろそろしたいです。

———回答———

 ご投稿いただき、ありがとうございます!
 前回も書いたのですが、”お悩み”を言語化する作業は、自分の心の見たくないものまで見ることになる場合があるので、こうやって書かれたことだけでもすごいな、と思います(自分の気持ちと向き合うことって、すごく体力がいると思ういます)。リラックスした時間を過ごせていることを願います。

 今回も少ない情報から探り探り、なんとなく偉そうになりながらの回答になってしまいそうな予感ですが、薄目で読んでもらえたら嬉しいです。

 多くの人に共通する部分があると思うので、星占い的なものから回答していきます。

 まず、これで良かったかどうか、ということに関しては、日による、ということと、時間が経たないと測れない、ということが大きいと思います。なので、ご相談内容にある提案自体には、後悔や喜びを過度にもつ必要はないと思います。お相手にとっても、日による、そして時間が経たないと、という感じだと思います。
 関係そのものについては、上記をご投稿いただいた時よりも、気持ちの部分で楽になっているのではないかな? と思います(お相手にもよるのですが)。
 人によって影響に大小ありますが「自分のことを認めてほしい、愛してほしい」という期間が数ヶ月続いていたのだと思っています(僕も、これで多少苦しみました)。
 それから、思ってることがダイレクトに伝わらない、誤読的な期間でもありました(前回の投稿でも少し触れています)。
 
 芍薬のような人になりたいさんにとっては、今月に入ってから、ふくれ続けた”与える愛情”の逃し場所を見つけることが難しい時期かもしれません(少し長いのですが、年末まで行ったり来たりしそうです)。苦しいと思うのですが、来年に向けた調整期間、という印象です。
 あくまでも星占い的に、ですが、芍薬のような人になりたいさんは、人から見た自分というものと、1人でいる時の自分というものに矛盾が少ないタイプに思えます。それから、LINEなんかも、比較的マメなタイプというか、真面目に返すことができるタイプに思えます。みんなそうでしょ、と思われるかもしれないのですが、連絡ひとつでも、人によって千差万別だから不思議です。
 それと反比例するように、その手間を正当に評価してほしくなったり、同等の対応をしてほしいという気持ちが湧き上がってくる時もあるかもしれません(嫌な聞こえ方になっていたらごめんなさい)。好きな人へは特に、考え方を同じものにしていきたいというような欲求が出ることもあるかもしれません。

 お相手を批判的に見るエネルギーが働いて、一体化を図る気持ちが拡大し、境界線を溶かしてしまう力も持っているかもしれません。同じ力をスライドさせて、その洞察力やケアの精神を愛情という手触りに変えてしまうこともできそうです。
 お相手とは、距離も助けて、波はあると思うのですが、次第にモヤモヤが和らいでいくと思います(本当は、お相手のほうの星占いも気になるところなのですが)。

 芍薬のような人になりたいさんは、いままで以上に「どうやって生きていこう?」という葛藤が生まれる時期にあると思います。明るい予感がする時もあれば、絶望してみたり、くるくると目的の方向性そのものが変わってしまうことも、幼い頃から体験しているかもしれません。
 来年の5月以降は、日常的な義務というか、やるべきことが忙しくなって、いま抱えているモヤモヤとは一層距離がとれるかもしれません。この時すごく大切なのは、忙しくなっても、ご自身の心身の健康を後回しにしないことだと思います。
 子どもが、ということに関しては、確かに肉体の機能的な意味でのタイムリミットはあると思うのですが、目の前の時間だけに注力し過ぎずに、遠くに流れている時間というものも意識できたら、助けになるのではないかな、と思いました。一番無責任な発言ができない部分なのですが、真剣に考えて、こう書きました。

 うっかり長文になってしまいました……。長文な割に、ふわふわし過ぎていて何を言ってるんだか、と思われるかもしれないのですが、心に残った部分だけが必要なもの、と思っていただけると幸いです(芍薬のような人になりたいさん以外の方にも!)。


珍しくフォトコール的な写真

お読みいただきありがとうございます。
少しずつ更新します。
越智


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